運営者プロフィール
現役デザイナー兼現場管理者
ハウスメーカー、ゼネコン、設計事務所から長年
多くのオーダー家具の設計と施工管理の依頼を請けてきました。
棟数にすると500以上にのぼります。
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの勉強会、
研修などにも講師として数度呼ばれた経験もあります。
リフォームをより良くするために
デザイナー兼現場管理者としてさまざまな住宅の現場に携わってきて思うことは
新築、リフォームに関係なく家の構造や内装に関しては建築基準法に則っているから問題ないと思っている人が多すぎるという点です。
つまり住まいとしては十分な機能があるから問題ないということであったとしても
住む人個人に合わせた家づくりとなるとこの姿勢では不十分だと言わざるを得ないということです。
一つの例として
高齢者対策として手すりを付けようとしたとき、
階段には取り付けができたとしても一方の壁しか取り付けができなかったり、
廊下まで手すりを付けようと思っても取り付けができなかったりするということです。
ですが建築基準法では問題はないのです。
転倒事故は階段以外の場所が多いことを知ったらどう感じますか?
敷居につまずいたり、夜間廊下でトイレの扉を開いた時にバランスを失って
倒れたりするのですよ。
ではリフォームを考える年代というのはどうでしょう。
中高年だとしたら老後の備えがあったリフォーム工事をしたほうが良いに決まっています。
今では
営業の方、設計の方、インテリアコーディネーターも世代交代が一般的になっていますが、
リフォームに関しては自ら長年家に住んでいなければ気がつかないこともあるため
アドバイスしようにも年代的に気がつかないこともあるに違いないのです。
おしゃれな家にすることばかりに集中してしまいがちになっているように思えます。
一つのリフォームの提案例として、
例えば階段をオシャレさと安全性を備えたものにしたければ踏み板の幅を広め、段数を多くする。
そして途中休憩できるように踊り場を設けるといったぐあいに提案したことがあります。
ですが住宅のモジュール(企画)通りに考えるとこの発想は生まれません。
このように家を良くする方法はここでは書ききれないほどあり、伝えきれないことにジレンマを感じますがリフォームするまえに知ってもらいたい事を
[家の重大箇所をより良くする方法] (pdf 37ページ)という資料にしましたので
以下のボタンをクリックしてダウンロードしてください。
そして家のリフォームに少しでも取り入れるようにしていただければ
もっと住みやすくインテリアのしつらえも思い通りにできるようになるでしょう。
最後に
この資料はいままでオープンにはしておらず希望者のみに配布してきたものです。
ですがリフォーム後に悩む人が多くなってきている現状を考えてこのたび一般公開することにしました。
2018年1月
目次
リフォームの打ち合わせ時にお持ちください。